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中国ドラマ「星漢燦爛(せいかんさんらん)」感想~強さを感じる圧倒的な愛

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「星漢燦爛」 星汉灿烂 2022年 腾讯视频

★★★★☆

ウー・レイ(呉磊)とチャオ・ルースー(趙露思)の共演なので、期待値も大きく楽しみにしていました。中国での評価も高い作品です。

物語はわかりやすく、登場人物が多い割には混乱することもなく最後まで楽しく見ました。中だるみもなかったです。

前編、後編の作りになっていたのか?前半と後半とでは迫力や色味がずいぶん違うような気がしました。

特に前半では登場人物が丁寧に描かれています。一人一人の人となりや考え方が良く理解できました。だからこそ、共感できる人とできない人がはっきりとしました。

後半は加速度がついたようなスピード感ある展開で見応えがありました。

物語の内容はロマンス、復讐、家族の物語というところでしょうか。

ロマンスに関しては主人公カップルは若いですが、ラブコメのようなキャピキャピした感じもなく、じっくりと描かれているところが良かったです。二人の気持ちの動きも良く表現されていました。

個人的には凌不疑(リン・ブーイー)のカッコよさや魅力が目立った作品でした。

凌不疑は将軍としての強さもありながら、子供の頃の衝撃的な経験からの複雑な心を持ち、煮えたぎるような復讐心、そして憂いを持った人物です。残酷な面も感じられました。演じたウー・レイ(呉磊)が上手に表現していたと思います。

静かに展開する物語ですが強弱が無いわけではなく、戦いのシーンもあり迫力も感じる作品です。また家族のやり取りは笑えるようなシーンもあって和みましたし、バランスの取れた良い作品でした。

画像:sohu.com

凌不疑(リン・ブーイー)=呉磊(ウー・レイ)
程少商(チョン・シャオシャン)=趙露思(チャオ・ルースー)
袁慎(ユエン・シェン)=李昀鋭(リー・ユンルイ)
楼垚(ロウ・ヤオ)=余承恩(ユー・チョンエン)

程少商(チョン・シャオシャン)は生まれてすぐに両親が戦地へ赴き離ればなれとなった。母親に敵対意識を持つ祖母と叔母に食事や教育を十分に与えられず、田舎の粗末な小屋へ追いやられて育った。

しかし、程少商の両親が十数年ぶりに帰還するという知らせを受けると祖母と叔母は、慌てて程少商を田舎から呼び戻す。

程少商は家に戻る途中、兵器横流し事件で賊を追っている将軍・凌不疑(リン・ブーイー)と出会う。

凌不疑は程少商が示す通りにすると見事に賊があぶり出された。隠れていたのは程少商の叔父。

程少商は家に戻って両親との再会を果たすが、両親は娘のやつれた姿に驚く。程少商は体調の悪いふりをして祖母と叔母に対抗したが、母親には仮病を見破られていた。

そんな中、無事に賊を捕まえた凌不疑が程家にやって来て、程少商の正義と才覚に感心し、感謝したいと伝える。

その後、程少商から送られて来た藁と布を見た凌不疑は更に事件解明に一歩近づく。

一方の程少商の両親は娘が虐待されていたことを知る。父親は娘を不憫に思うが、母親は教育し直さなければと考えた。母の気持ちを察する事ができない程少商は母親との溝を深めてしまい・・。

一方、程少商の度胸と機転に感心した凌不疑は、軍備品の横流しの真相を探るため、あるものを手に入れてほしいと協力を求める。

星漢燦爛<せいかんさんらん> | ドラマ | BS11(イレブン)|全番組が無料放送

以下ネタバレあります。

最後まで見終わると、やはり主流はロマンスかなと思います。

最初はあまり上手く行くとは思えなかった凌不疑(リン・ブーイー)と程少商(チョン・シャオシャン)の愛の物語でした。

二人とも子供の頃に親の愛情をたっぷりもらえずに育ち、心に傷があります。

ヒロインの少商は子供の頃に叔母から虐待を受けていて、心には両親に置き去りにされたという寂しさ、恨みがありました。その気持ちはわからないでもないです。

誰にも自分を認めてもらえないというのは辛いです。隠れた才能もありましたから。でも捻くれ加減があまりにも子供っぽい。

新鮮なキャラと言えば聞こえが良いですが、我が強すぎてあまりにも周りの人のことを考えない態度には腹が立ち、ズル賢さも見えて私は最後まで好きになれないキャラでした。恋愛に関しても独りよがりでした。

なので何であんなにモテルんだろうなぁと・・。まぁ、現実世界にもこういう疑問がわくことは多々あるので、男性の気持ちって不思議だなぁと思います。

少商は育った環境が環境だけに反発も仕方なかったのかもしれないですが、母親がこのままでは大変なことになると焦る気持ちの方が良く理解できました。

こんな少商ですから公の席に出るようになると結局たくさんの敵を作ってしまいます。妬みもあってイジメられる。でもそんな時にピシャッとやり返すところは見ていてもスカッとして気持ちよかったです。ただやり方があまりに幼稚だと思いましたが。

このヒロインは最初は楼垚(ロウ・ヤオ)という、ちょっと能天気に見える青年と甘々の子供の恋をします。見ていてもいかにも幼い恋でハラハラしていました。自分を認めてくれる優しさについのめり込んだという感じでしょうか。

結局破談になってしまって、少商は自分が世界一の悲劇のヒロインだと思ったはず。こういう感じも私は嫌いでした。

この頃すでに不疑は少商を特別に思っていて、この人の愛は本当に力強い。深いというより強いのです。

なぜか彼女の気持ちがどこにあるのか確かめもせず、結局突然に彼女をさらうように決着をつけてしまう。

ヨシ、よくやったとも思いましたが、大丈夫なのコレ?と心配にもなりました。これも独りよがりでした。

こんな風だから愛し合うなんてことは程遠いのです。この時代だから・・と言うのもあるでしょう、権力があれば何でも思い通りになるみたいな・・。

二人とも恋愛値がゼロに等しいからか上手くかみ合わない。胸キュンシーンになってもよさそうな所でもそうならない。そのかみ合っていない期間が相当に長い・・じれったくもあり、ハラハラもして疲れました。

不疑が復讐を果たした後も、またしてもそれぞれの気持ちがすれ違ってしまって、正直二人とももう好きにしてという気分になりました。相談もせず勝手に決めるのは良くない。

でもようやく最後の最後で少商は愛に気づき、めでたしとなりますが、長かったぁ。

最後のシーンは少商の家族に囲まれて不疑も嬉しかったはず、家族というものを渇望していたから。本当に良かった。これからは不疑の笑顔も見られるといいですね。

何よりも残念な結果に終わったのは袁慎(ユエン・シェン)です。結婚適齢期の男子としてスペックも相当高いと思われますし、きっと引くてあまただったでしょう。

なのに少商一途みたいで他の人には心が動かないらしい。なのにきっぱりと振られちゃって・・。まぁ自分でもわかっていたと思うけど。

ただ後半の袁慎の働きは相当大きかったので、その点は評価してあげて欲しいなと思いました。

 

登場人物のキャラが際立っていて、魅力のあふれる作品でした。特に主演の二人、呉磊(ウー・レイ)と趙露思(チャオ・ルースー)の演技は素晴らしかったと思います。大げさではなく自然な表現力に感心しました。

見ているときは主題がはっきりしないドラマだと感じていたのですが、やはり愛の強さと愛の成長を見るドラマだったかなと思います。

不疑と少商の心にあった黒い部分はすっかりと無くなったので、これからは温かい色に染まっていくでしょう。程家の皆も二人を包んでくれるはずですから。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。


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