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韓国ドラマ「ナンバーズ ビルの森の監視者たち」〜組織の闇に切り込む熱血会計士

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「ナンバーズ‐ビルの森の監視者たち‐」 넘버스  빌딩숲의 감시자들 2023年 MBC

★★★★☆

会計士の話で専門用語が多く難しかったです。用語の説明はその都度されていましたが、それをわかった所で十分理解できるわけでも無かったので、流れを大切に見ていきました。

ストーリーを追うという事だけに専念して十分に楽しめました。でも難しい専門用語のおかげでリアル感があったような気がします。

復讐、悪を成敗するという内容で緊張感も続き飽きずに見られました。特に悪い奴が本当に嫌な奴らで、成敗しがいがありました。😄

展開にもスピードがあって矛盾もなく、少しずつ真実に近づいていく謎解き的な面白さもあります。

ロマンスは無いわけではないですが微かで邪魔にならない程度、硬派な印象のドラマですので男性にも楽しんでもらえるのではと思います。

財務や経営の話で馴染みのない分野でしたが、素人にも分かりやすく進めてくれていたと思います。机にかじりついているだけの仕事ではない会計士の仕事内容もわかって興味深かったです。

復讐が中心にありますが、新米会計士の成長や、人間の欲や葛藤なども描いていてヒューマンドラマとも言えます。

キャストも魅力的でした。エルとチェ・ジニョクが中心で物語は動きますが、やはりチェ・ミンスの圧倒的な存在感が光りました。このベテランのおかげでピリッと締まったブレのない作品になっていたと思います。

その他にも脇に個性的なベテラン勢が多く配置されていて、手抜かりのない作品という印象です。韓国ドラマらしい韓国ドラマでした。

画像:MBC

チャン・ホウ(キム・ミョンス/エル)=高卒の新人会計士
ハン・スンジョ(チェ・ジニョク)=テイル会計法人シニアマネージャー
ハン・ジェギュン(チャ・ミンス=スンジョの父親、テイル副代表
チン・ヨナ(ヨンウ)=テイル新人教育係
シム・ヒョンウ(イ・ソンヨル)=テイルディレクター

ヘビッ建設のチャン社長に引き取られ育ったチャン・ホウは幼い頃の記憶がない。

10年後高校生になったホウは、ある日ヘビッ建設が突然倒産したとニュースで知り、慌てて建設現場へ向かう。強制撤去を止めようとしていた作業員達と共に抵抗する が・・。

そこに現れたテイル会計法人の会計士ハン・スンジョに「お前の怒りなど何の意味も持たない。何をしても倒産は変わらない」と言われ、自分の無力さを知った。

チャン社長は従業員への退職金を用意し、遺書を残して死んでしまった。

納得のいかないホウはいくつも会計事務所に助けを求めるがテイルが相手と聞くと取り合ってもらえなかった。

自分で答えを探すためホウは自ら公認会計士になることを決心し猛勉強する。そしてテイル会計法人に入社したが思うようにはいかなかった。高卒だということで誰からも相手にされず、どのチームにも入れず何の仕事ももらえない。

ある日する事もなく屋上へ行ったホウはそこに居たハン・スンジョに諭される。

そのアドバイスのおかげで目が覚め、このままではダメだと自分が出来ることから始めることにした。掃除やコピー、あらゆる雑務を引き受けた。

するとスンジョから「俺のチームに入れ」と声を掛けられ・・。

ナンバーズ‐ビルの森の監視者たち‐|BS日テレ

以下ネタバレあります。

ストーリー自体はわかりやすく、いくつかのエピソードを繋いで最終的に主人公チャン・ホウが養父の死の真相にたどり着くという展開です。

復讐劇の側面もありますが、それほどギラギラとした展開ではないので、途中そのことを忘れてしまうほどでした。もう少し強調しても良かったんじゃないかと思います。

そんなわけで復讐劇という印象は薄く、知恵と情熱で私利私欲に走る悪を成敗する熱血会計士のストーリーという感じです。そして荒波に揉まれて人間としても成長する新米会計士の物語でもありました。韓国の権力社会、学歴社会の歪も覗いてました。

もちろんフィクションですが、権力を持つ人があの手この手で本当に悪いことやっているなぁと腹が立ちましたし、コテンパンにやっつけてもらわないと気持ちが収まらないと思うことしばしば。

最後のラスボスについては、キャストでなんとなくわかってしまうところが残念な気もしましたが、チェ・ミンスの迫力というかオーラがものすごかったですし楽しませてもらいました。悪役なんですが、チェ・ミンスってどこかチャーミングなんですよね。

ただラスボスについてはあれだけの酷い事、人をバカにしたような事をしてきたのだから、最後はもう少しきっちりと成敗してほしかったです。あれでいいの?という感想。

釈放されて孫を見に来たときはまた何か企んでいるのかとドキッとしましたが、むしろ少し人間らしさが戻ったんでしょうか?それならいいんですが、また返り咲いて悪行三昧なんて事にならないことを祈ります。

キャストがそれぞれ役にピッタリと嵌まっていたと思います。

主人公チャン・ホウは新米会計士で逸る気持ちはあっても経験が追いついておらず、いかにも青い感じ。頭の回転は早く行動力も人一倍あって怖いもの知らずです。

エルにピッタリでした。復讐一直線ではなかったところが演じやすかったのではと思いました。

エルと同じINFINITEのメンバー:ソンヨルも出演していて、とてもいい味出してました。役者にむいているなと思いましたし、更にアクの強い役も似合いそう。

もう一人の主役ハン・スンジョは正義の人という感じでしたが、予想以上に心に複雑なものを抱えていて奥深い人でした。チェ・ジニョクが淡々としているスンジョの中に温かさも覗かせていて魅力的でした。

最後、スンジョは息子と会えて良かった。彼はおそらく家族の温かさを感じること無かったでしょうから、自分の家庭を持ち幸せになって欲しいです。恋人だった彼女がよくぞ一人で良い子に育ててくれました、拍手!

物語の最後はそれぞれの新たなスタートも見せてくれて、未来につながる良いエンディングでした。

ただどうしてもラスボスのハン・ジェギョンが気になってしまいます。😕

専門用語のことを除けば展開もわかりやすく、ロマンスも友情も家族愛も盛り込まれ、最後まで面白い内容でした。

でも「ビルの森の監視者たち」というのは会計士を指しているのだと思いますが、こういう呼び方があるのでしょうか?

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。


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