七時吉祥 七时吉祥 2023年 爱奇艺
★★★☆☆
天界のラブファンタジー。天界のキラキラ感や幻想的な世界が美しいです。前半はストーリーもわかりやすく面白く見ていましたが・・。
7回の転生を繰り返す物語ですが、だんだん転生の目的が変わってきてわけがわからなくなっていきました。焦点が一点あるようでないような・・。
さらに天界での記憶を消して転生したり記憶を残して転生したり、敵だったと思っていた人が転生した世界では仲間だったりと複雑。そのため人物を深く理解出来ず感情移入までには至りませんでした。
コメディ要素が割と多い印象で私は少しうるさくも感じ、これも焦点がぼやけてしまった原因だったように思います。ただコメディ感を軽快と感じられれば楽しく見られるでしょう。
7回違う舞台での物語展開なので短編が繋がって一つになるようなドラマです。それぞれのエピソードが短いという点で中だるみは感じることもなく最後まで見ることが出来ました。
主演カップルは爽やかでしたし、その他若手俳優中心の構成で新鮮味もあり楽しめました。ベテラン勢も含めキャストはとても良かったです。
音楽もとてもきれいでドラマの世界観によく合っていました。

初空(しょこう)=丁禹兮(ディン・ユーシー)
祥雲(しょううん)=楊超越(ヤン・チャオユエ)
昊軒神君(こうけんしんくん)=張暁晨(チャン・シャオチェン)
修茗(しゅうめい)=星擇(シン・ゼ)
錦蓮(きんれん)=林柏叡(リン・バイルイ)
紫輝(しき)=翟向陽(ジャイ・シャンヤン)
天界で男女の縁を司る姻縁閣に命がくだる。7日以内に戦神・初空と女子の縁を結ばなければ姻縁閣は取り潰されることに。
初空が戦いで傷ついた元神を回復させるため、唯一避けていた情愛の修行に出ることにした為だ。
姻縁閣で働く仙女・祥雲は初空の縁結びという難しい役目を担うことに。初空は数多の縁談を今まで一度も受け入れていない難敵だ。
祥雲は初空の相手を選んだ後は神器の赤い糸を使って二人の縁を結ぼうと考えた。しかし赤い糸は誤って自分に絡みつき初空と繋がってしまう。
結ばれた初空と祥雲が最初の転生修行を終えると初空の元神は回復に向かった。初空は残り6回の転生修行の伴侶として祥雲を指名する。
以下ネタバレあります。

ファンタジーの中でも私が特に苦手に思う天界もの。でも「蒼蘭訣」の制作陣が集結し、売れっ子作家の作品ということで期待は高まりました。
最初はわかりやすくて面白いと感じました。転生のたびに舞台が変わるので、キャラ設定から衣装、世界観も変わり楽しかったです。特に衣装は凝っているなぁと思いました。
転生するたびにドラマチックさが増して、ドキドキもしたし時には涙も流しました。主人公二人の愛は深まっていきますが、これは天界での記憶をもったままの結果ですね?
この記憶あるなしが私には少し混乱の元となって上手くストーリーについていけなくなりました。
私は3世目の師匠とその弟子、そして師兄の物語がとても印象に残っています。皆の気持ちが一つになって楽しかったし、わかりやすい展開でした。
だんだん複雑さが増して苦労しましたが、最後まで見てハッピーエンドのようで良かったです。
どちらかというとストーリーというよりはビジュアルに惹かれて見ていました。主人公の二人は美男美女でお似合いのカップルでしたし、その他にもイケメン俳優がたくさん出演していました。
印象に残っているキャラとして、まずはラスボスの昊軒神君(こうけんしんくん)。演じた張暁晨(チャン・シャオチェン)が流石の迫力で、この人のおかげでドラマが締まっていたし重厚感もでていたと思います。
小さな声で静かに話すところが怖かった・・。張暁晨はこういう役どころが多いですけど、メチャクチャ良い人で恋に苦しむ切ない役なんていうのも見てみたいです。(私が見ていないだけかも)
そして修茗(しゅうめい)。三角関係の一辺をになう貴公子。私としてはもう少し主人公カップルに深く絡んでほしかったです。一歩下がった感じであまりにもさらりと描かれていたので、物足りませんでした。
なので、この人の祥雲への思いがどれほどなのか計り知れない部分があり、感情移入も出来ませんでした。最初から最後までなんだか気の毒な人でした。
それから錦蓮(きんれん)。この人は良い人なのか悪い人なのかわかなくて混乱。最初悪役かと思っていましたが、そうではないのですね?
演じた林柏叡(リン・バイルイ)は「蒼蘭訣」での印象も強く、今回は以前より痩せていたのか?シャープな感じが素敵でした。この人が出演していたから最後まで頑張れたかなと今は思ってます。体も大きいし堂々としていて、これから主役の可能性もあるのかなと。
私にとってはストーリーが複雑だった分、面白かったと両手を上げては言えないのですが、複数のエピソードを持つドラマの意外性、それぞれの物語にある「愛」の切なさと深さ、俳優たちによる人物の演じ分けなど楽しめる点も多いドラマでした。
ネチネチとしつこい嫌な奴も出てこないのも好印象、色使いや衣装の美しさも心に残るドラマでした。
最後まで読んでくださってありがとうございます。