Quantcast
Channel:  ふくみみdiary
Viewing all articles
Browse latest Browse all 613

中国ドラマ「楽游原」感想〜愛と大きな志に向かって乱世を駆け抜ける

$
0
0

楽游原  乐游原 2023年 腾讯视频

★★★★☆

シュー・カイ主演なので見ないわけにはいかない・・。

でもシュー・カイの作品は何作か見ていますが、これ!という役柄がないです。瓔珞(エイラク)の傅恒(ふこう)には目も心も奪われましたが、それ以外はピンとこないものばかり。(彼の出演作品を全部見ているわけでもないと思うのですが)

でも今作は彼のビジュアルイメージと良く合う役どころだったと思います。

凛々しさや力強さ、ちょっぴりシャイなところ、いたずら小僧的なおちゃめなところも存分に出ていて楽しめました。美男美女のカップルで最初から最後まで美しいドラマという印象です。

序盤は展開も早く、主人公二人の対立から始まり緊迫感のある頭脳戦が面白かったし、アクションもカッコよく目を引きました。

ただ、ロマンスという面で見ると惹かれ合いながらもなかなか二人が結ばれず、少し長くて間延びした印象を受けました。それでもロマンチックなシーンあり、切ないシーンありで、ドキドキもハラハラも楽しめます。

後半の展開は多くの人物の思惑が絡み合い、焦点がぼやけてしまって、そのせいで長く感じました。

私としては物語云々よりもキャストに引っ張られて完走した感じです。途中、OST(エンディング曲)に参加している劉宇寧(リウ・ユーニン)の特別出演があり、それも楽しみにしていました。キャストのおかげで★4になりました。

それでも最後は納得の行く終わり方でしたし、ハッピーエンドで良かったです。

画像:百度百科

李嶷(り・ぎょく)=許凱(シュー・カイ)
何(か)校尉、崔琳(さい・りん)=景甜(ジン・ティエン
謝長耳(しゃ・ちょうじ)=劉冬沁(リウ・ドンチン)
崔家軍の若様/柳承鋒=高寒(ガオ・ハン)
裴源(はい・げん)=何奉天(フー・フォンティエン)

大裕王朝の十七皇孫であり、鎮西軍を率いる李嶷(り・ぎょく)は辺境の地・牢蘭関で気ままに暮らしていた。そこへ急報が入る。

孫靖(そん・せい)が謀反を起こし王朝を掌握、陛下は殺され、皇太子は自害、皇太孫は行方不明で生死もわからないと。

李嶷は人質となった父・梁王を救い、大裕王朝を復興するべく鎮西軍を率いて西長京を目指す。

同じ頃、勤王を旗印にこの機に乗じて天下を我が物にしようと考えた崔家軍の崔倚。息子である司令官が崔家軍を率い西長京へ向かっていた。

鎮西郡は兵糧が足らず危機的状況、李嶷は敵の孫靖側・郭直の軍の兵糧を奪うため穀物商を捕まえる作戦にでる。

しかし同じようにこの穀物商を狙う崔家軍の女軍師・何校尉と鉢合わせをしてしまった。

穀物商捕縛を巡って激しい頭脳戦を繰り広げる二人。

首尾よく穀物商を捕まえた李嶷だったが、何校尉に裏をかかれて兵糧は奪われてしまった。

そうこうしているうちに李嶷と何校尉は孫靖側である敵将・郭直に命を狙われることに。もはや敵対している場合ではなく・・。

「楽游原」公式サイト|SPOエンタメ倶楽部

ネタバレあります。

私はBS12で見ました。全42話で、特別出演の劉宇寧(リウ・ユーニン)が登場するのが38話でした。ずっと待っていたので・・待ちくたびれた頃に登場。申し訳ないけど、劉宇寧のために頑張った気もします。

それはともかく・・。

皇孫・李嶷(り・ぎょく)と崔家軍を率いる崔琳(さい・りん)のロマンスを中心に物語は進みます。

お互いに正体を知らずに出会い、次第に信頼を深め愛しあうようになるのですが、時として二人の考え方がかなり違ってみえてハラハラしました。

李嶷自身は権力や王位継承などには少しの関心もないし脇に徹する構え、当初の崔琳は能力のない皇帝を退け崔家こそが天下をとるべきと考えていました。

でも二人が目指しているところは実は同じ、戦乱の世から「国と民を救う」ということです。

この事こそが物語の芯となっていて、二人には愛情以上に同じ志を持つ者の強い絆を感じました。そのためか?二人の愛が確かなもので仲睦まじいシーンもあるのですが、なんとなくドライで少し物足りなさも感じました。

李嶷には理想があって、そのために頑固でもあります。知恵も勇気もあり情に熱いところも魅力的でした。特に仲間との絆は強く、彼にとってはかけがえのない仲間であり家族、別れは辛かったです。

崔琳は客観的に物事を見て、現実的に対処出来るところが素晴らしいと思いました。でもロマンスでは駆け引きばかりしているようにもみえてあまり好きにはなれなかったです。

随分と性格の違う二人にみえましたし、なかなかすんなりとまとまらない二人。ようやくまとまったと思ったら、途中驚きの崔琳の死(長かった)があってどうなることかと気をもみました。最後は李嶷の夢が叶って本当に良かったです。

実は私はサブカップル、謝長耳&桃子のロマンスのほうが気になってました。こちらの二人は普通に愛を育んでいて可愛かったし、理解しやすかった。比べると李嶷と崔琳の恋愛は見ていて疲れるほど複雑だったなと思います。

笑いもあり、涙もあり、ロマンチックなロマンスで美しい物語とはいえ、面倒くさい人物も登場してイライラもありました。

まずは崔琳の代役の柳承鋒。崔家には育ててくれた恩があったはずなのに急変して驚きです。崔琳への偏愛だけでなく、単なる代役であったことで自分が何者でもない事を恨みに思ったのか・・崔琳への思いは最初は純粋なものだったと思うので残念でした。

ところでこの人は病弱だったはずなのに、いつの間にか治ったのですか?それとも病弱なふりをしていただけ?しっかり見ていなかったせいか、そこのところが曖昧で・・。

そして一番腹が立ったのは、皇帝になった李嶷の父親です。これまで暗君や駄目皇帝は見てきたつもりでしたが、これほど無能でどうしようもない皇帝は見たことがない。とにかく酷すぎました。

政治を知らず、人を見る目もなければ、自分をも知らず・・トンビが鷹を産むという言葉もあるけれど、李嶷の父親とは思えませんでした。最後は父と子の確執もとれたようだったけれど、最後まで能天気なこの皇帝を私は許せなかったな。

 

最初は敵対する李嶷と崔琳の恋物語ということでロミオとジュリエット的な純粋な愛の物語だと思いました。でもちょっと違う。

確実に愛は深まっているものの、それ以上にぶつかり合う感情や葛藤に悩んだり苦しんだりと緊張感が漂い続ける恋で普通のロマンスとは趣を異にしています。お互いに立場もあるし普通のただただキラキラな恋とは違うのです。

その点をどう見るかでこのドラマの評価に違いが出るかもしれないなと思いました。私も面白くないわけでもなかったのですが、少し疲れちゃったというのが正直な感想です。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 613

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>